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労働から解放される世界と、働きたい人が働くことを選択する世界

 

みなさまこんにちは。もう引退したいです。

以前、コンピュータが仕事を奪う? かもしれない?? という記事を書きました。

 

blog.amenarayasumu.work

 


10~20年後になくなるかもしれない職種のお話でしたが。

今回は「生活するコストをかからなくする世界」のお話です。

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ベーシックインカムではなく、コストをかからなくする世界を作ってはどうか?


みなさまは、ベーシックインカムをご存じでしょうか?

うぃきぺでぃあさんによると。
ベーシックインカムとは、「最低限の生活費(所得)を保証する」ということ。
政府が全ての国民に対して、最低限の生活を送るのに必要とされている金額を、現金で支給するという構想。

ようするに、年金を全員に配るようなイメージ? かな??

でも。
この間、スイスで国民投票があって、否決されたらしいんですよね。
まあ、スイスは給与水準が高いらしく、ベーシックインカムの金額が低くて「働いた方がいいや」ってことになったらしいのですが。

日本で国民投票があったら、たぶん、結果が変わりそうな気がしなくもない。
ああ、でも、高齢者は反対するかもなぁ。
だったら、やっぱり否決されるのかもしれない。

ま。もし賛成されたとして、導入されるのはいいんですが。
「財源はどこから??」
とか、いろいろ問題はあるんですよね。

だったら、発想を転換させて。
「生活するためのお金を配る」のではなく、「生活にお金がかからない世界を作る」ってのは、どうでしょうか??

「生活にお金がいらない世界」、それすなわち、「労働から解放される世界」


生活にお金がかかってるのって、モノやサービスの対価としてお金を払うから、ですよね?

だったら。
対価としてお金が必要でなくなる世界って、何だろう???

それって、例えばだけど、サービスをしてくれたのがロボットだったら?
そのロボットを運営しているのが国(とか政府とか)だったら?

すぐに全部ロボットで、というのは難しいかもしれませんが。
全部ロボットがやってくれたら、人間は働かなくて良くなりますよね。
お金いらないんだもの。

ロボットのメンテナンスすらロボットがやってたら、最強ですね。*1
そのうち、生活の全てがあらゆる管理システムによって管理されそう(日照時間すらロボットが管理、とか)。

そうなったら。
人間は「労働」する必要がなくなる。

たぶん、そう遠くない未来、そういうロボットにお世話される世界が来そうな気がする。

働かないと生きていけないのではなく。「働くこと」が選択肢の一つに


ロボットが働いてくれる世界で、私たちは何をするんだろう、とも思わないでもないですが。
そうなったら「好きなこと」をすればいいんじゃないかなぁ。

新しいロボットの能力を開発したり、管理したりっていう仕事はなくならない気がするので。
(というか「仕事」という言葉がなくなるような気もしないでもないですが)

そういうのが好きな人は「仕事」をすることを選択すればいい。

でも、結局はロボットが働いてくれる世界も、浸透するには時間がかかりそうだし。
なじめなくて自分でやる人たちも、残るかもしれない。
そういう人は「仕事が残る世界」を、選択すればいい。

どちらにしろ、「仕事をする」のが「義務」ではなく、「選択」になる世界が来ると思います。

それすなわち、ARIAの世界


ARIA、というマンガをご存じですか?

 

ちまたではヒーリングアニメというくくりで認識されているようですが。
このマンガ、実質お仕事マンガでもあります。

興味がおありでしたら、是非読んでいただきたいのですが。

このARIAの世界には、火星を地球化した「アクア」と、自動化された地球「マンホーム」があります。
地球は全てが自動化され、管理システム下に置かれ、快適に過ごすことができる星になりました。
火星は地球化され、水と空気がある惑星となりますが、地球ほど自動化はされていないので、自分でやらないといけない仕事がまだあります。
例えば、料理とか洗濯とか。
四季ですら管理下におかれているマンホームとは違って、アクアは手動でやらないといけないこと(労働)が残っているのです。

自分でやるのが好きな人は、あえてマンホームからアクアに移住する、ということがあるようです。

イメージとしては、こんなかんじ?
まあ、ARIAの世界には、マンホームにもまだ仕事が残っているようですが。
基本的には、生活にコストはそんなかかってないんじゃないかなと思います。

働きたい人は、積極的にアクアに行く。
労働(仕事)というくくりではないことをするのなら、マンホームで。

自分の好きなことを選択して生きていくのは、どちらも同じです。

こんな世界なら、住んでもいいかなあと思います。
ま、実現するには日照時間や重力ですら人間がコントロールしていかないといけないから、現在から考えたら、まだまだテクノロジーの進歩や解決すべき問題が山積みになってますけどね。

少しでも早く、皆があまり苦労しなくても生きていける世界が来ないかなと思います。


以上、働きたくないでござる! あーんど、ARIAはいいぞ! という主張でした!!!

*1:そこまでいったら、本気でロボット三原則がないと、反乱が起こりそうだけど……