皆様こんにちは。そろそろ引退したいと毎日考えている社畜です。
そろそろ息切れがしてきてしんどいのですが。
そんなしんどさなんか無視して鞭打つ本を読みましたので、感想など。
2020年に、時代が変わる。
今あちこちで言われていることです。
やってくる次の時代はこうなる、というのと、それに向けて身につけるべきスキルは何なのか???
佐々木紀彦著「日本3.0」を読みました
先日、ちょうどKindleのセールになっていたので。
この本のテーマは「動き続ける人になろう!」ってな感じで。
先手とって動いていかないと、国単位としても、個人単位としても生き残っていけないよ、ってことでした。
著者さんも有名な新聞社で働いてから、「ニューズピックス」の編集長になっておられるという、
まさに最先端で働いている感じの方でした。
ので、なんというか、息切れしている私にはちょっと重たい感じなのでしたが。
とはいえ、思うところもあったので。色々書いていきたいと思います。
ちなみに、日本3.0というのは、来たる2020年が、3回目の時代の変わり目になるよ、ってことらしいです。
明治維新がver1.0、終戦がver2.0、で、2020年がver3.0になるらしいです。
リーダー職向けの本だけど、やっぱり仕事は奪われるらしい
私の会社にもいます。
経歴が輝かしくて眩しい人。*1
この本はそういう、将来幹部とかリーダーとか、最前線で働くことを目指していたり期待されたりしている人向けなんですけど。*2
そういう人からして見ても。
AIが発達したら、やっぱり奪われる仕事っていうのはあるらしい。
具体的な例を出すと、
- 鋳物工、NC旋盤工、金属プレス工、CADオペレータ、自動車組立工、検査員などの製造業
- 駅務員、スーパー店員などの接客業
- ホテル、マンション、列車、ビルなどの清掃員
- 郵便、宅配、バイク便、新聞配達などの外務員・配達員
- 医療事務、教育事務、貿易事務、保険事務などの、事務員
- 列車、路線バス、タクシーなどの運転手
……あれ? これって、地方からほとんどの仕事がなくなるってことでは??
(やっぱりベーシックインカムの導入が必要なのでは……)
こういう仕事を機械がやってくれることにより、今までの仕事はほとんど肩代わりしてくれると予想。
逆にそういうのを管理したり、新たな技術を開発したり、っていう仕事はなくならないので、
やっぱり勉強し続けたり、新しいことを考え続けることは必要ってことですね。
確かに、製造業は前時代的
今まで製造業を体験したことがなかったのですが。
最近某社畜ブログを拝見したのですが。
「こんなの機械に任せられないのかな?」
ってことを、延々とやっている会社もあるようです。
機械に材料を詰めるだけの仕事(マシニングオペレーターとか)、とかね。
1日中油まみれで、機械を動かすだけ。
生産が間に合わないから24時間フル稼働、夜勤もあるよ! みたいな。
日本の経済は物作りに支えられていることは確かで。
こういう人がいないと、飛行機も自動車も新幹線も作られない、ってことは重々承知なんですが。
なんというか、これでいいのか、じゃなくって、どうにかできないかな? って考えることが重要、ってことらしいです。
ま、こういう職場は得てして職人の世界でもあったりするわけですが。
そこにガツンと、新しい風を吹かせることも必要なわけで。
絶対にやってはいけないのは、「親の言うことを聞くこと」
そして。
結構衝撃的だったのは、絶対にやってはいけないのは、「親の言うことを聞くこと」だということ。
というのも。
私たちの親の世代(俗にいう団塊の世代)は、日本の歴史上稀に見る「勝ち組」の世界であり、
日本の経済は戦後復興も手伝って、普段の仕事をやっていさえすれば「成長」できた。
そんなのが当たり前だった世界の人の常識は、これからの社会の流れにはほぼ役に立たない、ということです。
ま。
そうかもしれないですね。
いずれブーメランで刺さって来そうな言葉ではありそうですが。
常に時代の流れを見つつ、新しいことは取り入れていきたいものです。
もちろん、歴史に学ぶべきところもあるでしょうから、一概にはいえないとは思いますが。
新しいものも、古き良きものも、必要な部分を見極めて、取捨選択をしていく必要はありますね。
いつでも大学に戻って勉強できる制度にすればいいのに
そういう柔軟な考えを持つ人が少ない理由の一つとして、この本では日本の大学制度について、大変憂いているのですが。
(レベルが大変低い、のだそうです)
それは、「いつでも入れる」ことができないからじゃないかなぁとちょっと思ってみたり。
社会に出て、実際に働いて見てから「やっぱりこういうことをやってみたい」とか。「もっと詳しく学びたい」とか。
「研究してみたい」とか、あると思うんですよね。
だけど今、それを実践してる人って、すごく少ない。
今の制度だと、生活していくお金と、勉強したり研究したりの時間の両立が、すごく難しい。
それでもいいからやりたいっていう強い意志が必要なのもわかりますが。
もうちょっと入りやすくなってもいいのになぁって思います。
でもこれって実は、大学側だけの問題じゃないんだよね。
採用する企業側の方も、視野を柔軟にして。
一旦学校に入ってもいつでも戻って来ていいとか、転職がやりやすい環境にするとか。
そういう土壌も必要。
要するに、それが必要ならみんなで変わる必要があるんですけど。
大企業は保守的だから、しばらくは変わらないでしょうし。
(大きくなればなるほどなおさら)
変わるとしても、時間がかかるとは思いますが。
やってくる次の時代に向けて身につけるべきスキルはこれ
というわけで。
いろいろ書きましたが。
ざっくりいって、これから必要とされるのは、
- 社長や中間管理職(リーダー)
- 営業(人間じゃないとできない感じの)
- マーケティング
- サービスや商品を作る開発
- 新規事業などを作ったり、他者とコラボしたりするコーディネーター
- 業務サポートの精鋭(機械化されるサポート業務を管理したり開発したり)
ということらしいです。
今やっている業務がこれにあわなくても。
これらに組み合わされる感じでスキルを磨いていけばいい。
うーん。。。
引退するにはまだまだ苦労しそうですね。。。
というかこれ、絶対に引退なんか許してくれないですよね。
生涯現役という言葉もありますが。
うん、それはそれでいいと思うし。
やることがないと人生つまらないというのもわかるんですけど。。。
*1:簡単にいうと、留学とか、海外渡航した人
*2:私にはもう無理です、ゼハー