皆様こんにちは。
1日18時間労働は止めようと思っていたのにまた長時間労働中、さとりかなです。
先週末は、世間ではプレミアムフライデーとやらで、早く帰れだの、消費活動しろだの、えらく盛り上がっていましたが。
……弊社?
プレミアムのプの字もなく、通常運転でしたよ?
もちろん、定時の4時間後退社、第2の定時に通常退社です。
ま、ウチはもう無理ですね。
それはそれとして。
世間でも賛否両論、いろんな意見が見られましたね。
・月末金曜とか〆の作業で忙しい、無理ゲー
・派遣社員で時給だから、年間8万円も給料減る! 無理ゲー
・客先対応誰がやるの? 無理ゲー
・そもそも接客業です。え? 経済効果のため通常営業? 無理ゲー
・そんな早い時間に打ち切られたら、仕事回せません。キャパシティ的に。無理ゲー
何この詰めの甘いイベント。
……そもそも、働き方改革と経済効果を一緒くたにするから、我慢しなきゃいけない人が出たりするのではないかと、思わなくもありませんが。
私なりにいろいろ思うところを綴ってみようかと思います。
お付き合いください。
働き方改革自体は必要
長時間労働経験者として言わせていただくと。
働き方改革として、強制的に時短をすること自体は、アリだと思います。
実際は36協定だのやってても、1日18時間労働とか普通にできますからね。
罰則でも設けて、強制終了させれば、こうかはばつぐんだ! となるでしょう。
ま、でも、問題は。
強制終了させるために、どうやって仕事を回していくか、というところに全く触れられてないからおかしなことになってるんですけどね。
時間だけ短くしても。
やる仕事の量や、さばく人の数が適正でなければ、仕事の質が下がるだけです。
導入できる会社とできない会社があるのは明確なのに
そもそも、金曜日に全員早く帰る、ということが不可能な業種もあるわけです。
接客業はもちろん、お店でない事業所だって、お客様から問い合わせがあったら、対応しなきゃビジネスチャンスを逃す。
できない業種があるのは明確なのに、それをお上が旗を振って、メディアが煽って、みんなでいっせいにやろうとするから、おかしなことになるのです。
本当の目的は、消費拡大なの? 残業禁止なの?
そして。
目的をよかれと思ってあれもこれもと言うから、みんな混乱するし、できない人は置いてけぼりを感じるのですよね。
本当の目的は、消費活動を促すこと、ですよね?
とある人が、ツイッターで流してましたが。
これは冷え込んだ消費のために、とれるところからとる、という、ある種の搾取ともとれる、とのこと。
そうなんですよね。
身も蓋もないことを言えば。
これはお金を持ってて、休みも取れる、ホワイトな働き方をしている層に、お金を使ってもらうという、イベントなわけです。
次回は3/31だそうですが。
無理でしょ。
週末であり、月末であり、年度末ですよ?
どこの会社が参加するんだ?
弱いもの淘汰?
ま、よしんば実施できても。
そんな早い時間に帰ったら、実際のところキャパシティオーバーで詰む、という意見も見ました。
こうして、息苦しさは増えていくのか……
そして。
これは能力的なキャパが少ない人だけの問題ではないのではないか、と。
企業もまた、淘汰されてゆくのでは、と。
プレミアムフライデーだけでなく、働き方改革全般を通して、稼動時間が減ると。
人間の実稼動時間は減るのに、仕事量は変わらないのですから。
増員するなり、機械化するなり、新たな投資(もしくは費用計上)ができない、体力のない企業は倒産するしかない。
あれ?
なんだこれ?
日本オワタな前兆なのか??
休日数を増やせば?
ま。
企業や人のキャパシティは棚に上げて。
公平なプレミアム感を出すなら、時短ではなく、年間休日数を増やせば良いのではないかと。
それならシフトで働く接客業の人にも適用できるし。
繁忙期の調整もできる。
現在の休日数は、労働基準法とかにのっとってできてるらしいですが。
(1週間に1度、休日を与えないといけない→日曜日休み。週40時間を超えて労働をさせてはならない→1日8時間勤務なら5日で上限がくるので、土曜日休み)
そもそも、労働基準法ていつできたのですかね?
時代は変わってゆくものだし、業務の種類や難易度も変わっていくだろうから、適宜見直しすれば良いのにと思います。
それこそ、業種で差がでるのだから、最低休日数を125日以上にすれば、取りやすいときに取れるように、調整するしかないとは思いますが。
って、えらい人に交渉してくれるのはどこなんでしょうかね?
大企業なら労働組合とかあるだろうけど。
小さな会社はそんなのないし。
言わんや派遣社員をや。
書いててつらくなってきたので、今回はここまで。
とりとめもなく書きちらした文章にお付き合いいただき、ありがとうございました!