みなさんこんにちは。
いつも執筆に使ってるポメラDM100の電源が入らなくなって焦りました……*1
さて。
引っ越しなどで、大漁にいらない本が出てしまった……
これ、引っ越し先には持っていけない、どうしよう?
ってなった時に。
「そうだ、図書館に寄付してみよう?!」
って、思ったことはありませんか??
意外と、図書館へ本を寄贈する人はいる
今日、小用があり図書館へ行ったのですが。
50代後半くらいのおじさまが、
「これ、匿名で寄贈しておいて」
と、司書のおねーさんへ本を渡していたのを見かけました。
へぇ……意外と図書館に本を寄付する人、いるんだ。
初めて見ました。
実際のところ、図書館にある本、最後のところに「寄贈:×× ××」というスタンプとともに名前が入ってるのがありました。
前に、コミックエッセイ(水谷さるころ先生の世界一周シリーズだった)が寄贈されてたのを見たことがあります。
図書館の本というのは、購入する本ももちろんあるのですが。
官公庁や団体などの、市販されていない本を、資料として寄贈されたり、っていうのもあるようです。
ただ、何でも寄贈すりゃいいってもんでもない
このように、図書館の本というのは、個人寄贈もできるのですが。
実際のところ、少々困った面というのもあるようです。
当たり前ですが、図書館に蔵書できる数は限りがあります。
毎年山のように出る本、すべてを蔵書するわけにはいきませんし。よしんば買うと判断されたとしても、毎年保管や管理をするコストは当然かかります。
なので、本を買う時点で、ある程度選書されるようです。
なので、本がいらなくなって、全部を図書館に持って行ったとしても、すべてが寄贈されるかどうかは微妙らしいです。
人気があって、たくさん借りられる本は、100回くらいで寿命がきてしまうようです。
なので、予約や貸し出しが多い本はありがたいみたいです。
何しろ、図書館は公共事業なので、売上げという概念がありませんからね。すべては予算内で運営しないといけないわけです。
人気のない本を何冊も何冊も持っていても仕方がない。
逆にベストセラーの本だからと何冊も何冊も入れたとして、ブームが去ったら、借りられずに山のように本棚に残っている……というのも困るのです。
なので、寄贈があったら、優先順位をつけてふるいにかけているようです。
- 予約が多いタイトルかどうか
- 著者の専門・実績等(過去も含め)
- 内容確認(専門性・資料としての価値)
- 公共図書館の蔵書としてふさわしいものかどうか
などなど。
これらをチェックして、受け入れるかどうかを決めているそうです。
寄付を思いついたら、必要とされているかどうかを考えてみる
図書館によっては、寄付してほしいタイトルを公開しているところもあります。
もしお近くの図書館にそういったリストがあれば、そちらを参考にしてみても良いのではないでしょうか。
たとえば。
広島市立図書館は、「ゆずってください こんな本」という張り紙をして、寄贈してほしい本を公開しています。
2015年11月のリストは、こんな感じ。
→人が、本が、めぐるステーション 広島市立図書館
・火花(又吉直樹)
・ラプラスの魔女(東野圭吾)
・フランス人は10着しか服を持たない(ジェニファー・L.スコット)
・サラバ! 上下巻(西加奈子)
・鹿の王 上下巻(上橋菜穂子)
・リバース(湊かなえ)
・教団X(中村文則)
・あの家に暮らす四人の女(三浦しをん)
・満願(米澤穂信)
・お金が貯まるのは、どっち!?(菅井敏之)
・虚ろな十字架(東野圭吾)
・村上海賊の娘 上下巻(和田竜)
・流(東山彰良)
・絶唱(湊かなえ)
・家族という病(下重暁子)
・服を買うなら、捨てなさい(地曳いく子)
・朝が来る(辻村深月)
予約やリクエストが多い本が選ばれているそうで。
やっぱり、話題の本が多いですね。
あと、本屋さんで平積みにされてる本。
こう見たら、ライフスタイル(断捨離系や節約系)の本もあるので。
ミニマリストが流行語大賞にノミネートされたのも仕方ないのかもしれない。
ま、それはそれとして。
人気だからたくさん買うわけにもいかない、けど、予約待ちが多い本というのは、寄付されると喜ばれると思います。
だいたいこういう本は痛むのも早そうだし。*2
本を断捨離する方法を考えてみる
というわけで。
本を断捨離するときは、どこに持って行ったら喜ばれるかを考えてみるのもいいかもしれませんね。
こういう公開しているベストセラーに限らず、図書館がほしいけれど購入を断念した本、というのもありそうだし。
図書館に寄贈したら喜ばれる本もありますよ、っていうお話でした。