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角川セール(70%OFF)に見る、電子書籍のこれからについて

 

kindleの新刊情報・セール情報といえば、きんどるどうでしょうさん(以下きんどうさん)ですが。
そのきんどうさんがめっさ嘆いておられました。
というのも、ちょっと前までkindle内で角川書店の電子書籍が50% OFFセールをやっていたのですけども。
続けざまに「70% OFFセール」が始まって、涙目になったそうです。
ほしい本は計画的に、ということでしょうか。
でもまあ、いつくるかわかんないのがセールってもんですけどね!

角川70%OFFセールは28日まで?!

そんな私も、色々買っちゃいました。
何しろ、70%OFF となると、普段1000円のコミックスは300円、560円のコミックスは168円になるわけですから。
結構ありましたよ、ほしいのが。
前からほしかった「うぽって!!」の2~5巻とか。
結構買ったと思う。某所で「100冊買っても16800円!」って見てから、歯止めがきかなくなっちゃいました。

セール自体は1/28 9:59までみたいですが。
気まぐれで終わるのもセール(byきんどうさん)
なので、ほしいものはお早めに。

コミックスが168円なら買おうかなと思って。

やっぱり、168円なら買おうかな、って思っちゃいますよね。
正規の紙本だと560円するものが、168円、しかも作家様に印税が支払われるとなると(いくらかはわかりませんけどね)、ブックオフで買うよりもkindleで、ってなっちゃいます。
本の適正価格についてはまた別に論議する必要があると思いますが。
私は作家様にきちんとした対価として印税を得てほしいので(という個人的な考えの下)、ブックオフに本を売っても、ブックオフでは買わない主義です。
なので、ちょっとでも作家様へ行くのならうれしいです。
※ただ、いつもこれくらいの金額だと成立しないのでは、という問題もありますが。

サーバダウンしてるのか、なかなか買えない本もあった。

ただ、やっぱりセールなので、アクセスが集中するのか、KindleがうまくDLできないことがありました。
PC版ページからうぽってを買おうと思ったら、かなりつながらなかったので、結局iPhoneページからDLしました。
電子書籍は「データのみのやりとり」なので、システムがきっちり動くことが大前提です。
サーバーダウンして、結局買えたのか買えなかったのかよくわからない、なんてことだけはやめていただきたいと思います。切に!

ただ、衝撃的な現状もある。

これだけ祭りだセールだと盛り上がっていても。
今の若い子には電子書籍を買ったことがない、という子が多いそうです。

→元ネタ
「あなたはKindle等の電子出版物を買った事がありますか?」と学生に訊いてみたらけっこう絶望しちゃった話 - 賽の目記ポータル
http://iharadaisuke.hatenablog.com/entry/2014/01/22/134723

ま、道理かもしれません。
基本すぐ買おうと思ったらクレジット決済が必要、というのがネックになっているようですし。
コンビニでカード売ってるよ、って言っても、
「コンビニでカードを買うのなら、その横の棚に置いてある本を買った方が早い!」
というのもあるでしょうしね。
たぶん電子書籍ですぐに手に入るメジャーな本は、コンビニで売ってる。
とっかかりとして、「そこをあえてコンビニでカードだけ買って、ってなるのか」、っていうね。

価格設定、支払方法、プロモーションなど、まだまだ見直す部分も多そう

記事の中で「これくらいの値段なら買ってもいいかも」っていう言葉があったように、「物体として存在しない電子書籍に出してもいいと思う値段」というのが、結構低い気がする。
もちろん自分含めて、
たぶんハードカバーの小説と同じ値段なんだろうけど、1500円の小説とか、いかに何ページって明記されていても、本の厚みとか「目で長さが認識できない」分、やっぱりちょっとためらっちゃいますし。
コンビニでカードが買えるっていっても、やり方がそもそもわからないし。
あとアマゾンのポイントの使い方がわからないし。
kindleはワンクリックで買うっていうから設定したのに、ポイントで買えるのかがわからないし。
そもそもが今何ポイントついてるのか、どこを見たらいいかわからないし。
こういう「いったんやっちゃえばあとは不要な設定」がわずらわしい、っていうのはたぶんにありますよね。

それでも「kindleじゃないと買えない「魅力的なコンテンツ」というのがあれば、kindle(電子書籍)は受け入れられていくのかなぁと思います。

いかに導入ハードルを下げて、運営に見合いかつ購入側も納得する金額で、面白い本があるか。
まだまだ検討する余地はありそうですね。