昨年6月に渋谷の「はたらきたい展」に行ったのですが。
冬の「はたらきたい展@梅田ロフト」にも行ってきました!*1
展示内容はほぼ東京のときと同じなのですけども。
何故行くことにしたのか。それは。。。
今回の目的は「感想ノートをじっくり読む」ためでした。
いや、東京のときのノートが面白くて、じっくり読めなかったのが残念だったんだよね。*2
まだご覧になっていない方は、是非行ってみてください。
会期もう少し(2014/1/19まで)だけど、じっくり考えるにはいいチャンスだと思います。
今回の感想ノートを読んで、色々考えました。
前回は「事業をはじめるひと」目線で展示を見ていたので、ほぼ日銀座の展示とか、みうらじゅんさんのビデオとか「ホントそんなことまで言っていいの?」って思ったんですけど(あれはマジで見るべき!)。
今回は「仕事をやめたいひと」目線で見ていたので。
就活生の書き込みばかりがやけに目についた。
時期的なものもあるかもしれないけれども。
ツイッターでも書いたけど。
自分のやってきたことや、自分が大切にしていることを認めてほしい人は、大手に就職してはいけない。
と、中小企業で面接官をやったことがある自分は思った訳です。
これから就職する学生さんに是非言いたい。
安定することも大事だけど、もっと他のことにも目を向けて、仕事を選んでほしいなぁ、と。
思う訳です、おじさんは!!
何故そんなことを書くかというと。
大手というのは「そこにいるのが自分じゃなくてもまわる」からです。
そして、中小企業というのは、特に小規模な会社は、「社員数名とかしかいなくて、自分がいなければまわらない」状況に簡単に陥るからです。
勿論、そんな状況に陥るからこそ、有給休暇なんかとれないし、残業も多い。いわゆるブラック企業になりがちです。
大手は「自分じゃなくてもまわる」から、有給をとりやすい。
ま、そんなところばかりじゃないとは思いますけど。一例ね。
けど、こういうのは少なからずあると思います。
過酷な状況に飛び込んで、やりがいや、成長をとるか。趣味やプライベートを重視するので大手を選ぶか。
それは個人の人生の目的によるかと思います。
どこに自分の価値観を置くか、ってこと。
あと。
やりがいとかなんだとかっていう精神論は、実は安定の上に成り立っているんではないかってことも思った。
衝撃的だったのが、
「ここの展示は、いわゆる『勝ち組』の『見せびらかし』にしか見えません。自分は明日の仕事もない身です。そういう人たちのことを考えてない。残念だ」
みたいな感想がノートに書いてあったこと。
(文章は要約です)
思うところはたくさんありますが。
こういう考えの人は、「決定を他の人にゆだねる人」なんではないかなぁって思いました。
自分からは何も動かないのに「自分は不幸だ」と思うってこと。
ただ、他人を見てそう思うってことは、自分は飢えてはいないってことなのだろうなぁとも思った。
必死にならないといけないときは、他人のことなんか見えてないからねぇ。
やりがいっていうのは、やっぱり安定した収入の上に成り立つものなのではないかと思いました。
要するに「やらないといけないことを一生懸命やらなきゃね」ってことです。
私が働いていて日々感じていることは、「一生懸命やっていれば、結果はあとからついてくる」ってこと。
なんだかんだで、やってれば認めてもらえるんだよね。
ただ、結果を出すことが大前提ですけどね。
プロとして働く以上は(働いてお金をもらう以上はバイトだろうが社員だろうがプロです。これも持論)、結果を出すことは当たり前ですからね。
失敗が許されない仕事ほど、報酬が高いのも、当たり前。
と。
いろんなことをつらつら書きましたが。
一番思ったことは、「梅田ロフト、城みたい!」ってことかな!(笑)*3
人間がはたらくっていうことって、結局なんだろう。
今日のほぼ日「今日のダーリン」*4に、とってもいいことが書いてあったのでご紹介をば。
大量生産の1000円もしない腕時計もあれば、
何千万円もする腕時計もありますが、
後者のほうは、だいたいは、
機械にやらせずに人間がした仕事のかたまりです。
「人間にしかできないこと」を探し続けるのではなく、
「人間がしてしまえば、それが人間の仕事」
とうことなのかもしれません。
手編みのニットをつくりあげること、
それを着ること、見たりしてたのしむことについて、
考えていたら、そんな答えになりました。
エクセルにマクロ機能ができて、事務職ができることはエクセルが代わりにやってくれる。
ルンバができて、お掃除はロボットが代わりにやってくれる。
車だって、今日日ロボットが作る時代。
じゃあ、人間がやる仕事って、何だろう、って、すごく考えていたんですけど。
「人間ができること」じゃなくて、「人間がやることが人間の仕事」ってことなんですね。
将来、ARIAのように、生活が合理化されたマンホームと、人間が手作業で暮らすアクア、みたいな感じになるかもしれませんね。
……なんてな。
明日こそは、Kindleのこと書きます。