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どこの会社でも聞かれる「月給を上げてくれ」。では、なぜ月給はあがらないのか? 原因を真剣に考えてみた

 

近頃はよくわからない横文字がすぐにはやりますね。
でも結局は自分の給料に跳ね返ってこないと、景気が上向いているのか、どうなのか、よくわからないと思います。

いま私は自社内で、「給料を上げるにはどうすればいいのか?」を必死に考えているのですが。
そもそも、何故月給は上がりにくいのか知らなければ何の対策も立てられません。

そんな私の疑問にぴったり(?)な記事がありましたので、自分メモがてらご紹介します。

 

 

<読みトク!経済>月給はなぜ上がりにくいの?
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20130519-00000000-maiall-bus_all

f:id:ksrmx:20130516125455j:image:w360

ここのところの円安とやらで、なにやらボーナスが上がるようなのですが。
(うちの会社も上がるのかはよくわかりませんが。。。)
月々のお給料は変わらないよ、という方が多いのではないかと思います。


でもちょっと待ってください。


実は、月々のお給料と、ボーナス、というのは、扱いが違うようなのです。
「年収」っていうくらいだから、出所や扱いが同じような気がしたのですけどね。

そもそも、賃金の仕組みを知らないと、この問題は解決できない?!



記事によると、賃金の仕組みは下記のように紹介されています。

年収は、月給とボーナスの合計です。月給は、基本給(きほんきゅう)や職能給(しょくのうきゅう)などで構成される基準内賃金(きじゅんないちんぎん)と残業代(ざんぎょうだい)などの基準外賃金からなります。ボーナスは夏と冬の年2回支給されるのが一般的です。

大企業の多くは、定められた賃金表(ちんぎんひょう)に基づいて月給を支給します。賃金表は「入社1年目20万円、2年目20万5000円、3年目21万円」などと定めています。年齢や勤続年数に応じ年1回、賃金が上昇(定期昇給(ていきしょうきゅう))します。これに対して、賃金表の底上げを図るのは「ベースアップ」(ベア)です。先ほどの賃金表を「1年目20万1000円、2年目20万6000円、3年目21万1000円」といった形で書き換えることをいいます。



大企業の場合、とありますから、もちろん中小企業や外資、ベンチャーなんかには当てはまらない場合もあるかとは思いますが。
大体はこういう給与体系になっていると思いますし、一般的なイメージもこんな感じかと思います。

定期昇給の場合、個人の賃金は徐々に上がっていきますが、従業員の年齢構成が変わらないなら、賃金の総額は変わりません。一方、ベアは賃金総額が上がります。ベアを実施すると残業代、ボーナス、退職金(たいしょくきん)にも反映されるので、企業にとっての負担は重くなります。業績にかかわらず、固定的にかかる費用(固定費(こていひ))が増えることになります。業績が悪くなっても支払える企業体力がなければ、ベアは厳しいのです。

一方、ボーナスはその時々の業績に連動して支払われる変動費(へんどうひ)という意味合いが強いのです。今年増えても、来年は減るかもしれません。もっとも業績悪化を恐れるあまり、企業が必要以上にお金をため込み、ベアを渋っているのではないかとの指摘もあります。



そう、「ボーナスは別勘定」!
だったのですよ、奥さん!!!

景気に連動して動く(というか、動かしやすい)のはボーナスの部分。
一度上げてしまうと、次からずーっと上がったままの金額を従業員に支払わなければいけない、それが「月給」。

つまり、経営者側からしてみると、次の年も同じように収益が出るかもわからないから、簡単に月給部分を上げることができない、というわけですね!

しかも、若手が多い会社(ベンチャー)だと余計難しいんじゃなかろうか?



以下はうちの会社の給与体制から気づいたことなので、そうでない会社にお勤めの方はちょいと関係ないかもしれませんが。


引用文の中に、

従業員の年齢構成が変わらないなら、賃金の総額は変わりません。


とありましたが。


うちの会社(ベンチャー)は、年齢(所属年数)で給与が上がっていく、ということはありません。


ということは、ですよ。

大企業なんかは、個人の視点から見ればですが、年齢が上がるごと(長く勤めること)により、ちょっとずつでも給与が上がっていくので、額の多さなどはともかくとして、「上がる」ということは体感できるのかもしれませんが。

ベンチャーみたいに「勤続年数で給与があがっていくことはありません」なんてうたっている会社は、そもそもが「給料は上がらない前提である」ということは肝にすえておかないといけません。
ま、その代わりといってはなんだけど、成果主義で、「成果さえ出せば払いますよ」ということはあると思います。

うちの会社の人、実はうちの会社がベンチャー企業だったってこと、知らないんじゃないかなぁ。。。

ま。すぐに結果を求めるのは現代人の悪い癖かもね。。。



世の中の流れが速いので仕方ないのかもしれませんが。
どんな内容であれ、結果を出すまでにはそれなりに時間がかかるということは覚悟しておいたほうがいいということですね。

今アベノミクスだのなんだのとはやっていますが。
その結果だって、本当は数か月で出るようなことじゃないのではないかと思います。

ま、私は経済評論家でも大学教授でもないので。
もしかしたらすぐに結果が出るのかもしれませんけども!!


給料を上げようと思ったら、長い目で見て取り組まないとだめなのかもしれないと思いました。
でもせめて、自分が会社に勤める期間の半分くらいの間には変わってほしいかもなぁ。。。